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大きな希望をもって降誕祭を迎えよう

マルコ・アントニオ・マルティネス神父


「彼らはその星を見て、非常な喜びにあふれた。(マタイによる福音書(口語訳) 2:10)」


 先月の20日、岡田大司教様から千葉中央宣教協力体の4聖堂共同体(千葉寺、西千葉、東金、茂原)に向けられたメッセージをお知らせしました。そのメッセージのなかで、岡田大司教様は東京大司教区の牧者として、この宣教協力体が一つの小教区として編成される可能性に触れながら、力を合わせて、いただいた信仰の証しの新しい場として、辺田町の土地の有効利用につき議論し、具体的な計画の検討と意見のとりまとめをすすめておられます。


 今年の3月11日から今日まで、東日本の大震災、津波、そして原子力発電所の事故で苦しんでいる兄弟姉妹にとっては、未だ明るい未来が見えてきません。しかし、この厳しい状況のなかで、岡田大司教様は私たちに光への希望を与えてくださいました。大司教さまは誰よりも教区の司祭・信徒の状況をご存知です。そして私たち千葉中央宣教協力体に対し、福音的使命を生きるためにこのメッセージを送ってくださったのです。10年前、岡田大司教様は東京大司教区の司教に着任された時「新しい一歩」という教書を出されました。その後、私たちが力を合わせるようにと、大司教区内の小教区を22のブロックに再編しました。


 今回私たちが頂いたメッセージはほんとうに“新しい一歩”です。これからの東京大司教区にとって模範となるべき新しい一歩です。大司教様のメッセージの最後に次のように書かれています。「わたくしは千葉地区の福音宣教の発展に大きな希望をもっています。」

 大司教様と心を合わせて、今年のご降誕祭の馬小屋の主イエスさまに出会いましょう。そしてご降誕祭の喜びのなかでこの希望を実現出来るように祈りましょう。


 ご降誕祭おめでとうございます!!


「シャローム」2011年12月号掲載

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