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よろこびと感謝のクリスマス

マルコ・アントニオ・マルティネス神父


 この千葉寺教会共同体の責任者として岡田大司教さまに任命されてから、私の頭から離れないのはどうしたら主イエス・キリストの福音の喜びと希望を信徒の皆さんに伝えることが出来るかということです。


 この五年間、皆さんの協力によってその与えられた使命を果たすことができたことを神さまと信徒の皆さんに感謝し、尊敬の念を表したいと思います。


 さて、2年前のクリスマスでは、ミサの前に「マリア」という映画を鑑賞しました。そして去年は信徒の高山さんによるしの笛の演奏、林さんご夫婦によるピアノ演奏、そして聖歌グループによる美しいクリスマスソングのハーモニーを聴くことが出来ました。


 今年は、クリスマスのミサが始まる前の30分間、クリスマスのメロディーを聴きながら、私たち千葉寺教会のこの1年間の福音宣教活動を映像で辿りたいとおもいます。わが共同体の信仰活動の1年は喜びと悲しみのうちに始まりました。サントニーニョのお祭りとお正月のお祝いで出発しましたが、しばらくして植木さんとのお別れがありました。


 〔守護の天使〕


 今年のこの教会のクリスマスツリーは2百個の小さな天使で飾られています。この天使たちは幾人かのご婦人たちが祈りのうちに編んでくだいました。クリスマスのミサが終わりましたら各家庭に1個づつ差し上げます。これを作ってくださった人たちの祈りはきっとご家庭の光となり皆様を守ってくれると思います。小さな贈り物ですが祈りとよろこびの徴です。


 〔フィリピン風の馬小屋〕


 これまで馬小屋は愛と技術をこめて一人の日本人の信者さんが作りましたが、わが千葉寺教会は国際的な共同体ですので、ラテン系の人、フィリピンの人も自分たちの馬小屋を作りたいと考えました。そうすると一つの教会に三つも四つも馬小屋が出来ることになります。そこで三つのグループを作りました。


 去年はコロンビア人が馬小屋を作りました。今年はフィリピンの人たちが馬小屋をつくります。どんな風になるかとても楽しみです。


 来年はまた日本人の番です。


 この千葉寺教会の主任司祭として5回目のクリスマスです。信徒の皆さん、岡田大司教さまそして主イエス・キリストに心から感謝いたします。


 ご降誕祭おめでとうございます。


「シャローム」2009年12月号掲載

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