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休暇

マルコ・アントニオ・マルティネス神父


 宣教会の司祭達は全世界の各地の教会で宣教に従事していますが、この司祭達が一つの教区で働くためには、その教区の司教と各宣教会の総長との契約が必要です。

 その契約にはいろいろな約束ごとが書かれていますが、東京教区とグアダルペ宣教会の契約の中に「グアダルペ会の司祭は、三年ごとに、母国で三ヶ月の休暇をとること」が認められています。


 わたしは前回、グンテル神父さまがこの千葉寺教会に務めておられたとき、その休暇をとりました。あれから三年が経ちました。今年も5月10日から8月2日まで母国のメキシコに行きます。


 グアダルペ会の規則では、この三ヶ月のうち一ヶ月はグアダルペ会のために何か仕事をすること――例えばメキシコ国内の教会または学校でそこの信徒や学生たちに日本での宣教や司牧について講話をすることなど――、もう一ヶ月は研修か黙想にあてること。そして残りの一ヶ月は自分の家族と過すことができます。

 自分の国を離れて宣教活動や司牧活動をしている宣教師にとって、このような時間はとても貴重です。


 今回のメキシコ行きで、わたしは左膝の手術を考えています。一年前からこの膝の痛みがあって、日本で手術することも考えましたが、仕事のある場所ではリハビリの時間をとるのが難しいので、もし手術した方がよいということであれば、今回の休暇を使ってそうしたいと思っています。

 幸いにも助任司祭として高木神父さまが赴任されました。安心してこの三ヶ月を不在にします。

 司祭年にあたって毎日のミサのなかで「司祭のための祈り」を行っています。ぜひこの祈りを続けてください。そして特に私のためにお祈りください。


 それでは、行ってまいります。

 神に感謝。

「シャローム」2010年05月号掲載

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