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「キリストがよみがえらなかったとしたら、あなたがたの信仰もまたむなしい」(コリント人への第一の手紙(口語訳) 15:14より)

マルコ・アントニオ・マルティネス神父


 主イエス・キリストの弟子たちにとって、主の復活の体験は身近なものでした。弟子たちの目の前で主イエスは十字架につけられて殺され、墓に納められ、そして三日目に新しい生命に復活されたのです。復活されたイエスは、弟子たちと何回も出会って、共に食事をしたり、話をしたり、弟子トマスは自分の指でイエスの脇腹の傷痕にふれました。にもかかわらず、主が天国へ帰る前、弟子たちとの別れのときに、疑う者もいたのです。(マタイ28:17)


 二千年後の現在の教会に通っている信者のなかにも、主の復活を疑う者がいるかもしれません。しかし、使徒パウロのことばのように「もしキリストがよみがえらなかったとしたら、わたしたちの宣教はむなしく、あなたがたの信仰もまたむなしい。(コリント人への第一の手紙(口語訳) 15:14)」。主イエスの復活は私たちの信仰の中心です。私たちは主日のミサに集まるたびに、主キリストの復活を、信仰と喜びのうちに新たにするのです。キリストの復活の光と力をいただいて、あかししなければなりません。もし誰かキリストの復活を疑うことがあれば、すべての信仰は崩れ滅びてしまいます。

 ごミサを捧げる司祭の務めが偽りになり、神と教会の務めを通して罪を赦す司祭の権利もまた偽りになります。他の秘跡も、主キリストが生きておられないなら、すべて空しいものです。


 ここで、2012年4月5日に、東京カテドラル聖口教会で開かれた、聖香油のミサにおける岡田大司教さまの説教を少し紹介します。

 教皇ベネディクト十六世は、第二ヴァチカン公会議開催50周年を記念して、ことし2012年10月11日より2013年11月24日を『信仰年』と定められました。

 第二ヴァチカン公会議は『教会憲章』をはじめとする16の憲章、教令、宣言を制定し発表しました。

『教会憲章』は「Lumen gentium(諸国民の光)」という言葉で始まります。

「キリストは諸国民の光であるから、聖霊において参集したこの聖なる教会会議は、すべての被造物に福音を告げることによって、教会の面上に輝くキリストの光をもってすべての人を照らすことを切に望む。」(1項)

 教会の使命は、主イエスより光を受けてその光によってこの世界を照らすことであります。

 東日本大震災から一年、日本社会は復興への険しい道を歩んでおります。わたしたち日本の教会が、復活のキリストの光を受けて、人々の心に復活の光を灯すことができますよう、今日は特に祈りましょう。

 最後に、千葉中央宣教協力体に喜びと希望を与えてくれるプロジェクトが動いています。西千葉教会、茂原教会、東金教会、そして千葉寺教会が一つになって力を合わせ、「世の光」となるようにと大司教さまは呼びかけておられます。

 この鎌取プロジェクトのために、主の復活の喜びのうちに祈りましょう。


「シャローム」2012年05月号掲載

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